去来荘の過ごし方
何もしない
何もない
何もしない
ただそこにいる。
去来荘は、そんな過ごし方のお手伝いをさせていただきたいと考えています。
赤沢の森の奥深く、木曽ひのきの原生林の只中に去来荘は位置しています。買い物をするにも、麓の上松町まで車で30分の道のりを下らなければなりません。辺りには民家もなく、夜になって公園が閉鎖されると赤沢はまったくの無人になります。
日が暮れてひと気がなくなった赤沢は、世間から切り離された「何もない」世界です。常に何かに気を取られている日常を離れ、自然の中で、ぼんやりと過ごす。そんな生活をぜひ味わってみてください。普段は忘れられていても私たちがつねにその中にいる、そんな悠久の時間の流れが見えてくると思います。
赤沢を歩く
赤沢には、森の中を歩く遊歩道が設けられています。コースは何種類かあり、原生林の奥を通り抜けるもの、赤沢川の渓流沿いに走るものなどさまざまです。去来荘はそうした遊歩道すべての起点に位置しているので、滞在中は自然の中の散策をお楽しみいただけます。初夏には若葉、秋には紅葉と、季節によって趣を変える赤沢をぜひご覧になってください。
星を見る
辺りには民家がなく、市街地からも遠く離れているので、赤沢の夜はまったくの闇夜です。空気も澄んでいるため、小さな星まで驚くほどきれいに見えます。天の川は全景が、他の星座もほとんどが確認できます。あまり星が多いので、初めての方はなじみの星座を見つけるのに苦労することでしょう。8月のペルセウス座流星群の時期には、降り注ぐような数の流星が見られます。
森林鉄道
赤沢では、夏の間、森の中を抜ける森林鉄道が走っています。昔、切り出したヒノキの材木を運ぶのに使われていた鉄道を観光用に部分的に運転していて、一般の方でも乗ることができます。乗り場は去来荘のすぐ近く。滞在される際は、ぜひ一度体験してみてください。